皆さん身体は柔らかいですか?
『身体が硬いのは良くない』そう思っている方は多いと思います。
柔らかいに越したことはないでしょうがどうして身体が硬いのは良くないのか考えてみましょう。
身体が硬いとどうなる?どうして硬くなる?
身体が硬いと関連する場所にトラブル、痛みが出てくる可能性があります。
身体が硬くなる原因は以下のような流れが多いです。
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②習慣化されることで元々動かせる範囲を動かせなくなる
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③限られた範囲で身体を使うことで負担となりトラブル発生
トラブル発生、痛みのある状態の時点で病院に受診するべきですが通院にはお金や時間がかかってしまいます。
できるだけ早い段階で手を打ち、防ぎたいです。
痛み・トラブル発生する前の『①悪い姿勢によって筋肉のアンバランスが生まれる』、もしくは『②習慣化されることで元々動かせる範囲を動かせなくなる』段階で食い止めるために柔軟性の改善が必要になります!
身体の柔軟性を改善させるものとしてストレッチやリリースがあります。
しかしこれらは汗をかいたり疲労が出るなど得られる達成感もあまり無く地味であり、しかも少し痛いです・・・。
それでもやはり柔軟性は必要不可欠なのです!
今回は柔軟性の改善方法としてテニスボールほぐしをやっていきます。
比較的手に入りやすい硬式のテニスボールを使います。
テニスボールほぐし
メリット
- 硬くなっている筋肉に狙いを絞って柔軟性を出せる
- テニスボールを使うことでピンポイントの場所を探せる
方法
・身体を揺らすように動かしてほぐす
・少しずつずらしながら1ヵ所30〜60秒間程度行う
・ボールが転がって逃げてしまう部位はボールを手で押さえる
ほぐすと症状軽減が期待されるものを以下、このように表示しています。
〈上半身〉
◯頭の付け根 猫背、頭痛
当てる場所
頭の付け根にテニスボールを当てる
首の前弯部ではなく頭の付け根に頭の重みを預けるようにする
◯首すじ 肩こり、頭痛
当てる場所
首の付け根にテニスボールを当てる
首の向きで重みを調整する
◯背中 腰痛、首痛、猫背
当てる場所
肩甲骨と背骨の間にテニスボールを当てる
(みどりで囲んだ範囲)
テニスボールが2つあれば左右とも1度に当ててOK
◯腰部 腰痛、股関節痛
当てる場所
背骨の横にテニスボールを当てる
膝を伸ばしてもOK
◯肩の後ろ 肩痛
当てる場所
肩の後ろにテニスボールを当てる
◯脇〜背中 肩痛、腰痛
当てる場所
脇の下〜後ろにかけてテニスボールを当てる
◯胸 肩痛、肘痛、首痛、猫背
当てる場所
胸にテニスボールを当てる
手の角度を変えながら当てていく
◯上腕の後ろ 肩痛、肘痛、手首痛
当てる場所
上腕の後ろにテニスボールを当てる
◯上腕の前 肩痛、肘痛、手首痛
当てる場所
上腕の前方にテニスボールを当てる
親指を下向きにすると当てやすい
◯前腕の前 肘痛、手首痛、指痛
当てる場所
ほぐす方の手をテーブルや太ももに置く
手のひら側、肘〜手首にかけてテニスボールを当てる
◯前腕の後ろ 肘痛、手首痛、指痛
当てる場所
ほぐす方の手をテーブルや太ももに置く
手の甲側、肘〜手首にかけてテニスボールを当てる
◯手 手首痛、指痛
手のひらにテニスボールを当てる
手を床やテーブル、太ももに置く
〈下半身〉
◯殿部 腰痛、股関節痛、膝痛
当てる場所
バリエーション1
ストレッチしながらお尻にテニスボールを当てる
テニスボールの位置を変えながら行う
バリエーション2
寝転がってお尻にテニスボールを当てる
テニスボールの位置を変えながら行う
◯大腿部後ろ 腰痛、股関節痛、膝痛
当てる場所 お尻の付け根〜膝裏に近いところ
太ももの裏側にテニスボールを当てる
上下、内側外側などテニスボールの位置を変えながら行う
◯大腿前側 腰痛、股関節痛、膝痛
当てる場所 脚の付け根〜膝上にかけて
太ももの前側にテニスボールを当てる
上下、内側外側などテニスボールの位置を変えながら行う
◯大腿外側 腰痛、股関節痛、膝痛
当てる場所 お尻の横〜太もも中央にかけて
太ももの外側にテニスボールを当てる
体重は肘や脚で分散し、ややおへそを床に向けるようにする
◯膝裏 膝痛、膝の伸びにくさ
膝の裏側にテニスボールを当てる
◯ふくらはぎ 足首痛、アキレス腱痛、足底痛、むくみ
当てる場所 膝裏〜アキレス腱にかけて
上下、内側外側などテニスボールの位置を変えながら行う
◯すね 下腿痛、足首痛、足趾痛
当てる場所 膝に近いところ〜足首にかけて
すねのやや外側にテニスボールを当てる
手で押さえながらすねの骨をよけてテニスボールを転がす
◯ふくらはぎ内側 下腿痛、足首痛、足趾痛
当てる場所 膝に近いところ〜足首にかけて
ふくらはぎの内側面にテニスボールを当てる
手で押さえながらすねの骨をよけてテニスボールを転がす
◯足の裏 足首痛、アキレス腱痛、足底痛、足趾痛
足の裏にテニスボールを当てる
かかとから指の付け根全体を当てる
転倒しないように片脚ずつ行う
以上になります!
症状軽減が期待されるものから自分に当てはまるものを選んでやってみましょう。
1つだけでも続けられると体の硬さから引き起こるトラブルを阻止できます!
先手必勝で自分の身体を守りましょう!!
今回はリリースをお伝えしましたが他の記事ではストレッチも紹介しているので参考にしてみてください!
ストレッチ記事
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